La Pianiste (ピアニスト):評価不可能です

 イザベル・ユペール主演の「ピアニスト」という映画、公開されたとき(2001)にはかなりの話題作だった記憶があります。どうせピアニストである先生と先生のタブー的な恋愛でしょう、と思いきや、とてもそんなレベルの話ではありませんでした。
 エリカは未だに過保護な母親と一緒に住む著名なピアニストでありピアノの先生でもある。とある邸宅でのパーティでクレメールというピアノの才能のある男性(男の子?)と知り合います。年の差も気にせずお互い惹かれあっていくのですが、その愛情表現が独特。エリカはクレメールがどこまで自分を愛しているか、クレメールを頑なに拒むことによって確かめようとする。拒まれ、クレメールはもっとエリカを求めるようになる。でも、エリカのクレメールに対する愛情は普通のものではなかった。エリカはクレメールに自分を乱暴に扱うように指示する。乱暴に扱われ、自分を傷つけることで、クレメールに対する愛情を示す。
 「ピアニスト」というロマンチックなタイトルだけに(勝手にそう思った)見ていられないシーンも多かったです。私は完全版ではないほうをみたのですが、それでももう充分っていうくらいで。あまり話は好きではなかったけど、イザベルユペールの演技には感動しました。特に自分が書いた手紙をクレメールに読ませているときのどこか力強い表情とか、コンサート会場での後ろ姿とかがすごく力強かったです。
 好きな人と一緒にみて、「よかったねえ。」といえるような映画とはほど遠いです。むしろ、心臓の強い人、見てください。
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by bluebirdweather | 2005-05-30 11:39 | これまで見た映画リスト  

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